我が子を守る為に

(うつ伏せ寝による窒息事故を防ぐ為に)

簡単に言えば、うつ伏せに寝かせる時は、必ず注意しておく
この一言に尽きると思います。
では、そうなってしまった赤ちゃんは、
その時どういう様子だったか、
あくまで、統計の結果です。

  1. 凄く泣いた後
  2. 食事の直後(げっぷをしていない?)
  3. その時病気をしていた。
  4. 病気が治った直後だった(病み上がり)
  5. うつ伏せ寝に慣れていなかった。(それまではした事がない)
  6. 環境が変わっていた(預け始めてすぐなど)

ここにうつ伏せ寝が加わった時に
起こる確率が高いようです。
何らかの理由で
赤ちゃんの呼吸が
浅くて早い時に
起こりやすいようです。

あお向けに寝かせつけても
自分で寝返りをうってしまって
うつ伏せになる場合もあります。
その場合の対処としては、
敷布団はうつ伏せ寝用のもので
(アイロン台の硬さという表現もあります。)
柔らかい枕や
タオルなどが下にあってはいけないと思います。
赤ちゃんには枕は必要ないと思います。


掛布団と赤ちゃんの口や鼻が近すぎても
自分の吐いた息を
再び吸い込んで
徐々に低酸素脳症
になるケースもあります。
乳児の脳は大人の3倍近く
酸素を必要としているそうです。
だから、大人よりも早く
脳が酸欠になりやすいそうです。

ある資料によると
添い寝をしている
母親の顔が近すぎて
その呼吸の中の
二酸化炭素のせいで
低酸素脳症が起こることがあるとありましたが
そこまではどうか?
と思います。

逆に
絶対に目を離さない
という条件のもと
うつ伏せ寝に
慣れさせる事も必要かもしれません。
『SIDS』の予防としてではなく
窒息事故を防ぐと言う
観点からの
提案です。


プロの方へ

一番気をつけて欲しい時期があります。
それは、預け始めてすぐです。
ほとんどのケースが
その時期に起こっています。

そしてご家族とお話ししてください、
お家でうつ伏せ寝になれているか?
病み上がりではないか?
具合が悪くないか?
これが問題になります。

上に書いた六つの項目
これに重なる項目が多いほど
確率も上がるものと認識してください。

これらの事を意識していただければ、
それだけの事で
かなり違うと思います。

もしも預かっている赤ちゃんが
病気で休むと連絡があった時に
逆に
プロの立場から
うつ伏せ寝の危険を
ご家族に伝えてください。
感謝はされないかも知れませんが
赤ちゃんの命は守れます。

本当は
うつ伏せにしない
これだけの事だと思います。
どうか
よろしくお願いします。

『ウチは大丈夫』
この世の中に絶対はありません。

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